夏バテも招く!「自律神経」の乱れ
自律神経のバランスの乱れは、普段の体調不良にも密接に結びついています。
暑い時期に起きるいわゆる「夏バテ」も、
自律神経の乱れが原因のひとつだと考えられています。
自律神経を正常に保つことは、健康を維持するうえで欠かせないのです。
そもそも自律神経とは、自分の意思とは関係なく、
無意識のうちにはたらいている神経のことです。
私たちが眠っている間も、何かに熱中している間も、
滞りなく身体機能がはたらくのは自律神経のおかげです。
この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、
内臓や血液の流れなどを管理して、
呼吸、消化、代謝などのはたらきを調節しています。
例えば、暑くなると交感神経がすばやく感知してはたらき、
汗腺から汗を出して体温を下げようとします。
交感神経と副交感神経は、片方が活動を促し、もう一方が活動を抑制するという、
いわばアクセルとブレーキの関係。
両者のバランスによって、体にとってちょうど良い状態になるよう調整されているのです。
夏バテの原因は、クーラーの効いた室内と、暑い屋外への出入りが増えるため、
自律神経は1日に何度も何度も体温や発汗の調節をすることになり、
いわば過労状態となって、バランスを崩してしまうのです。
適度な運動や十分な睡眠、バランスのよい食事など、
ライフスタイルを見直すこと、体調の変化を自覚することなどが大切です。
梅雨明けからが本番ですね。
みなさん健康に気をつけ
上手く夏場を乗り切りましょう!