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集中とイメージの力

 

 

週末、久しぶりにテニススクールに参加してきました。

 

普通のスクールだと、いろんなパターンで実際に打ち込む練習を数多くさせられて

習得していくという流れが多いかと思います。

 

しかし、ちょっと変わっている今回参加したスクールは

テニスに対する考え方から徹底的に教わりました。

 

まず教わった 第一の重要なポイントは

 

集中してボールを見る   でした。

 

なぜそれが大切なのか?

実際に実感するためにやらされた実験が・・・

 

 

 

2人がペアになり

1人が手でつかんだボールを

相手に向かっていろんな方向へボクシングのパンチのように繰り出し

相手がそれを手のひらで受け止めるという反射スピードの実験でした。

 

最初は、自分の手を意識しながら手を動かすようにして実験

次は、ボールをじっと見つめながら手のひらを動かすようにと指示されました。

 

すると全員が

 

ボールをじっと見つめながら手を動かした方が素早く反応することが出来たのです。

 

どうやら、ボールをしっかり見ることで

ボールの動きに自然に身体が反応する条件反射力を利用した方が

考えて動かすよりも素早く動かせるようです。

 

 

 

第二番目に教わったのは

イメージの力です。

 

これも体感するための実験を指示されました。

 

親指と人差し指でOリングを作り相手に力ずくで開いてもらう実験を3種類やって

指の力の入り具合を体感しました。

 

まずは、

 

①ただ思いっきり力を入れた状態で指開き。

 

②指先に接着剤が付いて離れないという状態をイメージしながら指開き。

 

③指先に接着剤が付いて離れない状態をイメージしながら指先に目を集中した状態で指開き。

 

 

どれが一番Oリングを開けにくかったと思いますか?

 

答えは③番でした。

 

①番の 力を思いっきり入れただけの場合と比較すると

③番の実験は、相手の力がなんと! 3割増しで強くなっているのを実感しました。

 

これが、イメージの力だそうです。

 

もう一つ、相手と手と手を合わせて思いっきり片手で相手を押すということをやり

次に、相手の手が押されて後ろに曲がっていくというイメージを持ちながら

同じように片手で押すということをやってもらう実験をしました。

 

すると、相手がひるむ(弱い)というイメージを持って力を出すと

何も考えないで力を出す場合より、さらに強い力が出せるという実験でした。

 

これらの実験で

 

いかにボールに集中することが大切か

いかにイメージする力の影響が大きいのかということを

反射スピードが早くなったり

指の力の違いを実際に体験することで

身をもって理解することが出来ました。

 

 

コーチいわく

 

いい球を打つには、いくつものチェックポイントを同時に上手くこなす必要があるが

全部を上手に出来るという人はほとんどいなくて

たいていどこかが上手くいってもどこかはミスしてしまうもので

その得意不得意のポイントは人によって全く違うとのこと。

 

だから、それは個別に修正していかなければならない

ということだそう。

 

そして僕はと言うと

 

最初は3球のうち

2球はホームラ~ン、1球はネットに引っかかる最低レベルだったのに

最後にはなんとかコート内に球を打てるようになってきたのです。

 

僕の場合は

ボールがネットを超えた辺りから動き出し始める癖があり

 

動作が遅れてスイングが中途半端になったり

タイミングを外してしまったり

失敗する原因になっていたようです。

 

これに対するアドバイスは

 

自分の打った球が相手コートに

どういう角度でどういう地点に落ちていくのか

しっかり見ること  でした。

 

すると

 

ボールの落下点と相手の打球点を結ぶ線を頭の中で引くことが出来て

どの辺に返球が来るのか格段に予測がしやすくなり

動き出しが早くなる効果が生まれ

余裕を持って球を追いスイング出来るという好循環が生まれました。

 

また、ボールの落下点をしっかり見ていくと

だんだん力の入れ具合と落下点との関係が身体で理解できてくるので

狙った落下点から逆算した打球の放物線をイメージしながら打てるようになり

ストロークも安定するという効果も出てきました。

 

ちなみに

 

この順番を逆にして

最初からある地点を狙って打っていっても

狙い所に集中しすぎるがあまり

ボールから目を離したりしてなかなか狙ったところにいかないことが多いそう。

 

やはり、最初はボールに集中する習慣づけをしっかり身に付けてから

次に イメージという順番で次のステップに行かないと

上達が遅くなるばかりとのこと。

指導方法もとても奥が深いものですね。

 

 

短時間で上達させてもらった

集中とイメージの力はホントにすごかった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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