ドーパミンは無意識のスーパーコンピューター
行こうか、行くまいか。
やろうか、やめようか。
判断に迷ったとき ・ ・ ・
頭の中で計算を始めると思いますが
同時にいろいろな気分
(やりたい/やりたくない) が湧き出てきます。
そのシーンの内側で
実は、脳の中にある神経伝達物質が
過去の膨大な経験の中から
頭の中で計算するよりも何倍も速く
答えを出しているっていう事
ご存じでしたでしょうか?
実は
すべき事を ⇒ 何となくやってみたい
すべきでない事を ⇒ 何となくやりたくない
という答えを感情 (=気分によって) で表しているのです。
それが神経伝達物質
「ドーパミン」という物質なのです。
感情は
動物的な本能を表しているだけのものではなく
過去の経験を ・ ・ ・
猛スピードで検索して答えを出して伝える役割も備えた
無意識のスーパーコンピューターなのです。
例えば
昔の剣の達人は
相手が見えなくとも
なにかイヤな予感がする ・ ・ ・
と、待ち伏せされている道と違う道を選んで助かったり
名経営者と言われる人ほど
瞬時に直感で判断を下し
それが大成功につながったり ・ ・ ・
なぜそういう決断を下したのか
自分でも分からないけれど
直感にしたがって判断した方が
正しい結論の可能性が高いということを知っていて
それを使いこなしていたのかもしれませんね。
人間の脳は
たとえ思い出せなくとも
過去の経験を相当数覚えているものなのです。
思い出せないのは ・ ・ ・
あまりにも情報が膨大すぎて
単に過去にストックされた情報を引き出す力が
ちょっと不足しているだけなのです。
判断に迷ってじっくり考えているヒマが無いときは
ひとつ感情にしたがってみるのも
いい手かもしれませんね。