泥棒の命を救ったニンニク入りの酢
人類がニンニクと出会ったのは、はるか昔のこと。
もちろん、紀元前のことです。
地面から生える植物の一つにすぎなかったニンニクを
自分たちの味方になるものだと察知し
積極的に摂るようになっていったのです。
18世紀のヨーロッパでは
ニンニクやその他ハーブ入りの酢が泥棒の命を救ってしまうなどということもおきました。
1721年フランスのマルセイユで
4人の泥棒がある労働をすることを条件に牢屋から釈放されたのです。
彼らが命じられたのは
猛威を振るっていた「ペスト」の犠牲者の死体を埋葬する作業でした。
そんな作業では彼らの命もひとたまりもないだろうと思われたのですが
4人は揃いも揃ってピンピンと元気なままだったのです。
その理由は
彼らは毎日ニンニクなどの汁と酢を混ぜたものを飲んでいたからだというのです。
それ以降マルセイユでは
このニンニク入りの酢が「4人の泥棒の酢」と呼ばれ大流行したそうです。
このお酢は
なんといっても殺菌力や免疫力に富んでいることから
泥棒の命をも救ってしまったというわけです。
人間ははるか昔からニンニクに助けられてきたんですね!