骨粗しょう症
寝たきりやボケの原因となりやすい「骨粗しょう症」
世界一の長寿国日本では、寿命が伸びる一方で「寝たきり」のお年寄りが増えています。
厚生労働省の資料によれば、2007年には112万人にものぼるそうです。
寝たきりになる原因は、リウマチや脳卒中、老衰、心臓病など
さまざまですが、骨折も大きなウエイトを占めています。
とくに大腿骨の付け根の骨折事故は後を絶たず、現在でも増加中です。
昔は「死の病」といわれたくらい、大腿骨骨折は寝込むきっかけになりました。
そのまま肺に痰がタンがたまり肺炎を起こしやすい
寝たきりだからボケの進行も早く、床ずれもできる……
結局、二度と起き上がることが出来ず、死を待つだけだったのです。
それら骨折原因の大部分は、骨粗しょう症でした。
現在でも推定患者が1000万人を超えているともいわれる骨粗しょう症は
寝たきりに直結する恐ろしいもの。
とくに閉経後の女性は骨粗しょう症が進んで急激に骨折の危険が高まるので
骨や歯の原料になるカルシウムを若いときからきちんと貯金しておく必要が あります。
骨の量は10代後半でピークに達します。
この時期からカルシウムを意識的に摂ることはもちろん
また、適度に身体を動かす習慣をつけておくことも大切です。