からだを温めるといい事がありますよ!
今から150年ほど前のドイツの学者さんが
ガン細胞は熱に弱いということをはじめて報告しました。
肺炎などにかかったガン患者さんが
高熱を出した数日後に
ガン細胞が消えてしまったということがたびたび報告されています。
私たちのからだの中には
熱に対する生体防御反応として
特殊なタンパク質が体内にできるのです。
これは熱に対応するタンパク質ということで
「ヒートショックプロテイン」 と呼ばれています。
「ヒートショックプロテイン」は
壊れた細胞を修復してくれたり
ストレスや活性酸素、病気などから
私たちのからだを守ってくれていたのです。
スポーツは
練習を重ねて運動能力のアップを狙っていますが
それは、からだにとっては大きなストレスにもなる訳です。
そこで、ストレスをからだが受ける前に
予備的におだやかなストレスを与えることで
からだを守って修復してくれる「ヒートショックプロテイン」を作って
からだのすみずみにまで行き渡らせておけば
ストレスがやってきた時には準備が出来ているので
からだのダメージを軽減し
すみやかに回復できるというものです。
だから
お風呂を積極的に使って ・ ・ ・
「ヒートショックプロテイン」 を作ってみては
いかがでしょうか?
「ヒートショックプロテイン」 を増やす入浴時間と温度の目安
40度のお湯の場合 20分
41度のお湯の場合 15分
42度のお湯の場合 10分
また
入浴するとからだ全体に水圧がかかり
それによって血の流れが良くなり
老廃物や疲労物質もきれいに流してくれるようになります。
また、浮力によって全身の筋肉の緊張もほぐしてくれます。
そして
熱いお湯では交感神経
ぬるいお湯では副交感神経
を刺激してくれるので
自律神経の調整にも一役かってくれるのです。
これは
自宅のお風呂でも十分効果はあります。
暑い時期ですが
ぜひお試しになってみてください !